突然ですが、最近久留米(弊社より一時間程)に、私が担当している現場がありました。
その工事とは、太陽光の基礎工事で、弊社で掘削をし型枠を組みコンクリートを打設します。
そのコンクリートの中には、鉄筋を組む必要があるのですが、これは鉄筋屋さんに外注に出します。
そんなシクシクと雨の止まないある日、掘削を終え下地に生コンを打ち終えると、次の日は鉄筋を組立てる工程でした。
鉄筋組立当日です。
私は少し遅れて、現場に向かっていました。
もう少しで到着というとこで、鉄筋屋さんから着信がありました。
すると何やらご立腹なのです。
「監督さん!(現場に)水が溜まって、鉄筋組まれないですよ!」
と、
そう、前日の雨で現場が冠水していると言うのです。
が、ここははるか会社まで一時間の地点。
水を汲み上げる機械を取りに帰るには遠すぎます。
そこで、近くのリース屋さんをやっとの事で見つけ出しました。
到着すると、早速発電機や水中ポンプを積むことにしました。
が、私の小さなジムニーには卸し忘れていた、前日バンドの練習で使用した、ドラムセットなどで一杯。
とても積む事ができません。
なので、それをリース屋さんに置かせてもらい、そして何とか発電機などを積みました。
そのリース屋さんは、
(なんでドラムセット?)
と、不思議な表情を浮かべていました。
と、いう事で現場へ急いで行きます。
側溝改修
劣化により蓋が側溝に落ちてしまい、その上を通行できない状態になっていました。
既設側溝の中に、既製品の側溝を据付けました。
その後、その上に蓋を設置し、蓋の周囲をズレ止でコンクリートを打設し、蓋の上を安全に通行できる状態になりました。
「えっ、こんな工事も」というような小規模工事でも、すぐに対応しますので
ご気軽にご相談ください。また、うきは市内にお住まいの方で、
危険と思われるような箇所(道路、路肩、側溝、その他公共物)の修繕など、ご要望がありましたらすぐご連絡下さい。
私たちが役所などへ行き、対応してくれるよう掛け合います。
現場:うきは市内
現場に到着しました。
やはり現場は冠水していて、鉄筋など組めたものではありません。
早速、水中ポンプを設置し、発電機のエンジンを掛け水を汲み上げます。
数十分後、あと水深10cmぐらいになると、水中ポンプをバケツに入れ、そのバケツの中に人力で水を汲み入れます。
するとなんと、今まで仕事が出来なくて怒っていた鉄筋屋さんたちが、手伝い始めてくれたのです。
しかも足元は地下足袋。
もはや靴下はべちゃべちゃに濡れているはずです。
一刻も早く仕事ができるようにと、私は一生懸命水を汲み上げました。
が、その作業のきついこときついこと。
なので、悪いとは思いましたが、私は思わず休憩してしまいました。
すると、鉄筋屋さんが、
「監督さん(私)、息が切れとるですね!」
と、
なので私が、
「最近、現場に出てないからですね~」
と、
すると鉄筋屋さん。
「いや~この作業は現場に出ててもキツイですよ~!」
と、
私は感謝しながらも、
(お前もキツイんかぁ~い!)
と、心で突っ込みました。
そんなこんなで、ようやく水も汲み上がり作業をすることが出来たのでした。
しかし、鉄筋屋さんがいい人で、怒って帰ったりしないでよかったです。
今ではその太陽光。
たくさんの光を浴び、たくさんの発電をしているでしょう。
2016年1月18日更新