突然ですが、「やまんどん」と言う、果樹園があります。
ここは、うきは市、いえ、福岡を代表する果樹園です。
その代表様が、私の先輩で、よく仕事をいただきます。
ありがたい限りです。
そんなある日、やはり仕事をさせて頂き、そしてその代金を、持って来てくださると言うのです。
こちらから、集金に伺わなければいけないのに申し訳ないです。
が、そこで、脳裏をよぎることがありました。
それは、私は字が下手なのです。
なので普段は、領収書を書くことを極力避け、妻などに書いてもらいます。
が、今回のような緊急時には、稀に自分で書きます。
区画線設置工事
2016年10月完成、場所はうきは市浮羽町地内です。
お客様は㈱ミズキ様で、日用品、産業用資材の輸入販売を行っている会社です。
工場内の駐車場の区画線が薄くなったので、その上から区画線を引かせていただきました。
お客様は今まで、区画線を引く専門業者がいることを知らなかったそうです。
以前、やはり薄くなった区画線の上から、ペンキ屋さんに依頼しペンキを塗ったそうです。
が、長持ちせず、費用も今回以上要したそうです。
やはり餅は餅屋ですね。
早速先輩が見えたので、世間話混じりに、二つの事は同時に出来ないのですが、領収書を書き始めました。
まず、宛名の「やまんどん」様と、書きました。
次に金額を。
次に日付で、平成29年4月、
あっ、まだ3月でした。
書き損じです。
なので、この「4」をどうごまかして「3」に書き換えようか悩みましたが、ごまかしきれません。
なので、汚い字の上、さらに汚くはなりますが、二重線でそれを消し「3」と、書き直しました。
そしてその、汚い領収書が完成したので、複写から切り離そうとした時です。
なんと脱字を発見しました。
それは、
「やまんどん」様
と、書くべきとこを、
「やまどん」様
と、書いていたのです。
なので、「ま」と「ど」のわずかな隙間に、「ん」をねじ込みました。
するとなんと、
「や」と「ま」のわずかな隙間に、「ん」をねじ込んでしまったのです。
つまり、
「やんまどん」様
と、書いてしまったのです。
これでは、屋号がまるで変わってしまうので、さすがに破棄しました。
それから、先輩に長いこと待っていただきましたが、最初から書き直し、事なきを得たのでした。
その後、後処理で、書き損じた控えのカーボン紙でできた領収書の下に、下写り防止の台紙を敷き、大きくバツと書きました。
するとです。
その台紙に大きくバツと、下写りしてしまったのでした。
しかも、その書き損じた領収書の前のページは白紙。
そう、1ページ飛び抜かして書き始めていたのです。
こんなに、仕事ができない人間はいるでしょうか?
数年後、この不自然な領収書を発見した税務署は、
賄賂や脱税を疑うことでしょう。
ちなみに、このネタ、
FM福岡のモーニングジャムのコーナーの「 おもろい家族」で読まれ、大賞をいただきました!
2017年4月14日