突然ですが、専門的なことですが、鉄筋コンクリートを作る際、鉄筋、型枠を組み立て生コンを流し込みそれを締め固めます。
その生コンを流し込む工程で、その圧力により鉄筋が押し倒され、型枠に接触することを防ぐため「ドーナツ」と呼ばれる物を鉄筋に取り付ける必要があります。
弊社の土木経験の浅い従業員Aは、その事を知りませんでした。
突然ですが、専門的なことですが、鉄筋コンクリートを作る際、鉄筋、型枠を組み立て生コンを流し込みそれを締め固めます。
その生コンを流し込む工程で、その圧力により鉄筋が押し倒され、型枠に接触することを防ぐため「ドーナツ」と呼ばれる物を鉄筋に取り付ける必要があります。
弊社の土木経験の浅い従業員Aは、その事を知りませんでした。
ある日、やはりそれが必要となり従業員Aは建材店に電話で、
「ドーナツってありますか?」
更に
「壁の厚さは15cmです」
更に
「ドーナツの半径で言うんですか?」
更に
「もう電話じゃ分からないので来ます!」
などと、やり取りしている姿を私は横で聞いていました。
平成28年6月完成、場所は浮羽町の山間部で、施主様はその区の区様です。これは、北部九州豪雨の影響で、法面が崩れ、近接する民家へ土砂が流れ込むのを防ぐため、一時的にブルーシートで覆っていました。それを今回、石積により、法面を安定させることになりました。
施工はいつでもいいと言われていたこともあり、見積から施工まで、月日が流れていました。いざ乗り込む前、従業員と現場視察に行きました。視察後、私は何か違和感を感じていました。そこの地形は段々で、その段におのおの家屋が建っています。
そう、似たような場所がいくつかあるのです。その影響で私は、間違った場所を次の現場だと、従業員に教えていたのです。施工前にその事に気づいたのでよかったのですが、危うく、全く違う場所を施工をする所でした。
現場:福岡県うきは市浮羽町
盗み聞きをしていたのでした。
従業員Aが、
「じゃぁ社長行ってきます!」
と、いい出掛けようとすると私が、
「ミスターじゃないとよ」
と、
すると従業員A。
「???」
更に
「ミスタージョージ???」
と、
私はそんな困っている従業員Aを尻目に、
古き良きアメリカのオールディーズを聞き、
華麗に踊るのでした。
2016年8月20日