突然ですが、あるお宅の話です。
うきは市浮羽町は、いわずと知れた田舎です。
そんな田舎のスタイルは、大きな一軒家にもれなく番犬を飼っていることが少なくありません。
その番犬ですが、必ずしも可愛がられているとは限りません。
そんなある日、そのお宅はリフォームを始めました。
そのリフォームをする職人さんの1人は、父の知り合いだったようで、ある日、偶然会ったそうです。
が、なぜか、その職人さん。
その、リフォームをしているお宅の犬を散歩していたのです。
不思議に思った父は、その理由を聞いたそうです。
用水ポンプ施設
2017年8月完成、場所はうきは市浮羽町高見地内で、施主は土地改良区様です。
例年、田んぼに水を張る際、水が不足し苦労していたそうです。
そこで、強制的に揚水する施設を作りました。
水中ポンプ、操作盤、それを収納する小屋を設置したのち、電気を引き込みました。
今後、田んぼに十分な水が行き渡り、美味しいお米が育つでしょう。
散歩をしていた理由を聞いたのでした。
すると、何日もリフォーム作業に訪れる間、その犬は、散歩に連れて行ってもらっていない様子だったそうです。
それを可哀想に思った職人さんは、昼休みを利用して、その犬を散歩に連れて行ったのだそうです。
一般的に見ると、誘拐犯ですが、心優しい職人さんでした。
2018年4月3日