突然ですが、ご近所様から下水の見積依頼がありました。
そのお宅は自営業をされており、多分、ご主人から息子さんへ、経営権を譲り渡していると思います。
そんな息子さんから電話で、
「見積をお願いします。親父も言ってるので勉強して下さい。」
と、言われました。
息子さんは私の後輩で仲良くもあるので、言われなくても、そのつもりでした。
あくる日、見積のためその工場へ行きました。
すると、ご主人が応対してくれました。
その際の雑談で、
「あんた、前々から見とって思っとったけど、あんたのじいちゃんに似て、よか男ばい！」
と、
それから、工事の説明などを受け、帰ろうとした際、
「勉強しとって！」
と、言われました。
褒めちぎって、値引きする作戦でしょうか？
道路新設工事
工期は2017年1月から3月、場所は八女市星野村で、施主は同業者様で下請をしました。
2012年の北部九州災害豪雨後、谷に砂防ダムができました。
その影響で、現道が寸断された状態になりました。
そのことから、山の一部を切り、道路を新設しました。
道を脇には側溝を設置しました。
この道は黒木町に抜ける道で、工事完成後、アクセスが良くなりました。
数日後です。
見積書を持って行きました。
ご主人が、
「結構勉強してくれたね、俺が思っとったより大分安い！」
と、大喜び。
そのことを聞いて、私もうれしい反面。
(ん、見積にミスがあったかな？)
と、不安にも思えました。
そんなことを思うなかご主人が、
「やっぱあんたは男ばい！」
と、褒めていただきました。
それから数日後、その工事の図面などを作成する際、発覚しました。
軽微な見積ミスを。
が、私は男です。
男に二言はありません。
2017年8月23日
